ハイブリットな次世代タオル「3Dタオル」発表【東レ共同企画】

綿とポリエステルのハイブリット構造の当製品は、既存のタオルを遥かに越える機能性と環境配慮を両立することを可能にしました。

現在、広く使われている綿100%タオルには⻑い歴史があり、⾼い吸⽔性、やわらかい⾵合い、低コストで大量生産が可能である等、多くのメリットがあります。反面、綿は植物を原料とする天然素材である為、性能の改善に限界があるのも確かです。特に、速乾性の悪さ、洗濯を繰り返すことによる⾵合い劣化・⽑⽻落ち等といった問題は⾼い壁となって⽴ちはだかっていました。

そうした課題の対策技術として、化学繊維を利用したタオル開発が様々に行われてきました。例えばポリエステル混のパイル糸を用いたり、グランド糸にポリエステル糸を使用したりといったタオルが発売されましたが、このような単純構造のものでは性能改善は限定的です。こうしたタオルは吸水性の低下や風合いの悪化、毛羽脱落の増加など、むしろデメリットのほうが多く、普及に至っていないのが現状です。

今回、⼤⼿繊維メーカーの東レと当課題に取り組み、⼀つの答えを出すことに成功しました。それが「3Dタオル」。

第一に、従来のタオルとは⼀線を画す使用感を実現しました。綿100%タオルの長所である⾼い吸⽔性、⾵合いの良さはそのままに、ネックであった速乾性は従来品と⽐較して乾燥時間が約2/3と⼤幅に減少。洗濯を繰り返すことで発生する⾵合いの劣化、⽑⽻落ちも⾶躍的に改善しました。

第二に、綿100%タオルを大きく凌駕する環境保全性能を達成しました。化学繊維を取り入れることで、リサイクル素材の活用が可能となりました。また、高い速乾性による節電・節水効果も⼤きく、乾燥機を使⽤した場合、約30%の電⼒が節約できることを確認しました。既存の綿タオルの環境対策としてはオーガニックコットンの使⽤という⼿段しかなかったのに対し、当製品は環境保全にあたって新しい角度からのアプローチを可能にし、その効果は極めて高いものです。この製品は100年以上続く綿タオルの歴史の⼤きな転換点となる商品です。

今後も従来の概念にとらわれることなく時代の変化に対応し、お客様のニーズに応える製品の開発を⾏ってまいります。

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【3Dタオル販売について】
2021年5月より、Amazon(日本)にて販売開始予定。
※2021年4月より先行予約開始。
その他大手小売店より順次販売開始予定。
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※特許出願済み
※すべて当社調べ