ここちよさの 謎解き。
i-TOWEL(アイタオル)の素材。
肌ごこち。
吸水性。 速乾性。 耐久性。
プレミアムタオルができるすべてを
一枚に。
伊澤タオルの現在地であり、集大成。
あなたにとって、
ここちよいってなんだろう?
の答えを、ごらんください。
タオルの特長
形
フチの「ヘム 」と「ミミ」は極力細くし、すっきりとした長方形を維持するように設計している。
また、生地部分の面積をできるだけ多く取るという意味も込めている。
フェイスタオルの幅は約34cm。それは江戸時代以前の機織り機の規格に由来する「さらし」のサイズが原型となっているからではないかといわれる(33x90cm)。現在、フェイスタオルのサイズは約34cmx80cm、これは世界では日本特有のサイズ感である。
タオル生地は一般的な布帛(ふはく)と比較して構造的に弱く、洗濯や乾燥工程で型くずれを起こしやすい特性をもつ。そのため、タオルを美しい長方形に保ち、「節度のある使い勝手」と「美しさ」を両立させることが開発の要となる。i-TOWELでは、横のフチ「ヘム」や縦のフチ「ミミ」の地糸密度を高くする構造的工夫をこらしている。さらに製造工程で、あらかじめ糸の収縮を進行させることで型くずれを最小限に抑える設計を行っている。それによって角がくずれにくく、端と端がぴったり直角に合い、きれいに気持ちよく畳めるタオルとなる。
毛並み
綿糸の撚りの絶妙な調整でパイルの立ち具合が変わり、見た目の美しさに影響する。(倍率:X30.0)
タオルにおける毛並みとは、光沢感だけでなく、触り心地を連想できる総合的な見た目の印象である。触れずに、見ただけで「このタオルは良さそうだ」と直感的に判断する重要な指標でもある。
毛並みの良さの核心は、「パイルの立ち具合」と「パイル同士の間隔」の絶妙なバランスにある。間隔をつめすぎれば空気や水が通らず乾燥しにくくなり、ひらきすぎれば見栄えが損なわれる。毛並みにとっての課題、パイルが寝てしまう最大の原因は、紡績工程のスピニングの際に生じる 強力な回転トルクが元に戻ろうとして根元から倒れてしまうことにある。ねじれの強い糸は使わず、縮れ(クリンプ)が強く絡みの良い繊維を選定することで自立性を高めるという技術を採用している。
伊澤タオルの毛並みの良さの定義は設計者の個人的主観ではなく、過去の経験値から使い手が客観的に「良い」と判断した状態を再現したものである。
肌ごこち
タオルの感触は、平面のなめらかさ(ヨコ)、弾力(タテ)、しなやかさ(ナナメ)の3種類に分類できる。
タオルの肌ごこち、または感触とは、単なるやわらかさではない。伊澤タオルでは①なめらかさ(横方向へのやわらかさ)②弾力(縦方向へのやわらかさ)③しなやかさ(生地がからだの三次曲面に沿うしなやかさ、ドレープ性)という3つの要素、これらを統合したものを「感触」として定義している。例えばバスマットのような硬い布は人体の複雑な曲面に沿わないため、結果としてやわらかな感触を感じにくい。3つの要素は機械によって数値化され、定量的評価が行われている。
タオルの性能評価においての「やわらかさ」の指標は規格化されていない。そこで伊澤タオルでは独自の評価方法を構築し、信州大学繊維学部と連携しながら新たな評価手法のJIS化(標準化)を目指している。
水招き
綿繊維の中の空洞に水分を通し、できるだけ広い範囲に拡散させることで水の動きをコントロールしながら水分移動を乾燥に繋げていく。※図はイメージです。
タオルの研究とは水の性質を知り、水とつき合い、水の動きをマネジメントすることであると考える。
水招き、つまり吸水性は①スピード②量③拡散の3要素からなる。伊澤タオルでは「スピード」と「量」の評価を向上させるために「拡散」に着目。拡散は、瞬時に深く広く染み渡っていきやすい構造。心地よさの核心は、表面で素早く吸い込まれた水がタオル内部の糸を伝って面積全体へ行き渡る「拡散」つまり吸水導線を制御することにある。ふき取り時にタオル表面に残る水分が減少することで、吸水キャパシティが一杯になることなく、より素早く水分を吸収、移動させることが可能になり、吸収する水分の量も増加させることができる。この「拡散」は伊澤独自の着眼点である。
水送り
水分子H2Oは、水素原子と酸素原子の結合角が104.5度で安定する。
水送り、つまりタオルにおける乾燥とは、吸水した水分が生地の中を移動・拡散し、大気中へ放出される過程が関係する。水分子はH2Oであり、水素原子と酸素原子の結合角が104.5度であるときいちばん安定するという特殊な性質を持つ。タオルの設計においては、水分が生地の中をどのように移動・拡散するかも重要な観点の一つである。吸水導線を緻密に設計すると水を素早く拡散させることができ、また同一水分量であれば、タオル生地の湿潤面積が大きいほど水分は大気に多く触れるので、結果的に乾燥スピードも向上する。
タオル表面の乾きやすさ「表面速乾性」は、伊澤タオルが信州大学繊維学部との共同研究から考案した独自の評価軸と試験方法(特許取得済)。表面速乾性が悪いタオルは、何度拭き取ってもいつまでも濡れている感じがして不快感に繋がってしまう。伊澤タオルでは、特許を取得した糸を使用することで表面速乾性を向上させ、さらっと快適な使用感を実現している。
素材
綿ワタの繊維拡大図(倍率:X4000.0)。繊維1本1本の縮れ具合も仕上がりに関係してくる。
原材料は綿。長さが均等で、クリンプ(縮れ)の強い綿糸を用いる。
伊澤タオルでは特定の産地に縛られることなく、製品性能に直結する「特性」を重視する。高価で繊維の長い高級綿は、上質な光沢を生む一方でタオルとしての機能面での大きなアドバンテージがあるとは考えていない。性能向上にとって真に不可欠なのは、繊維長よりも「クリンプ(縮れ)の強さ」と、原料全体における長さの「均一性」である。
綿という植物の品質のバラつきを抑えるため、HVIデータなどの客観的評価指標を活用し、平均的な長さよりも均一性の高い原料を厳選する。またタオルの部位の用途に応じて糸を使い分け、グランド(地糸)には「強度」と「水の走り(導線)」を、パイルには「肌触り」「吸水性」「速乾」「耐久性」を重視している。